ヨハン・デメイ氏(Johan de Meij)の交響曲第1番「指輪物語」30周年記念コンサートが、2018年3月15日、オランダのシッタルト(Sittard)にある「Theater De Domijnen」で行われる。
演奏はベルギー・ギィデ交響吹奏楽団(The Royal Symphonic Band of the Belgian Guides (‘De Gidsen’))、指揮は以前の同団の指揮者であり名誉客演指揮者のノルベール・ノジ氏(Norbert Nozy)。
このイベントは最近ノジ氏が首席指揮者を引退したオランダ王国トルン吹奏楽団( Koninklijke Harmonie van Thorn:ニックネームは「De Bokken」)が主催する。
ギィデの現在の指揮者イフ・セーヘルス氏(Yves Segers)はトルン吹奏楽団とともに一連のゲスト出演公演を2017年に主催しており、その中の一つは、オランダで初めてオランダ王立陸軍軍楽隊(KMK)とともに「指輪物語」を取り上げた、トルンで生まれ育ったピエール・キュエイペルス氏だった。
交響曲第1番「指輪物語」の世界初演は、ちょうど30年前(1988年3月15日)、ベルギー・ギィデ交響吹奏楽団とノルベール・ノジ氏によって行われた。
2018年3月15日のコンサートは、同じラインナップ、同じ指揮者、そして同じプログラムで行われる、1988年コンサートの正確な再演となる。
2008年以来ニューヨークに居住しているヨハン・デメイ氏は、オランダの音楽シーンの多くの代表者としてシッタルトの公演に出席する。
交響曲第1番に加えて、この公演のプログラムには、ベルリオーズ「ベンヴェヌート・チェッリーニ」序曲、ロッシーニによるクラリネットのための「序奏、主題と変奏」、ジュール・ストレンスの「ダンス・フュナンビュレスク」が含まれている。
この30周年記念コンサートは、デメイ氏とノジ氏のプレコンサート・トークを含む、オランダのラジオNPO 4のラジオ番組 “De Klassieken”のプレゼンターであるAb Nieuwdorp氏がホストする。
チケットは17.50ユーロ(シアター追加料金を除く)。
こちらのサイト(現在はまだ公演情報が出ていない様子)または「Schouwburg De Domijne(Theater De Domijnen)」のボックスオフィスで購入可能となっている。
過去30年間に「指輪物語」が何回演奏されたかは不明だが、それは何千回と演奏されているはずだとデメイ氏は語っている。
デメイ氏はまだ世界中から、指揮者として、またトールキンの壮大な三部作についての彼の音楽的描写を議論するために招待を受けている。
2月25日にはワシントンでアメリカ海兵隊バンドを指揮するために招聘されており、9月29日には北オランダ管弦楽団(NNO)と管弦楽版を演奏する。
デメイ氏の吹奏楽のための最初期の作品である交響曲第1番は風、30年経った今なおベストセラーとなっている。
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